トラックドライバーに必要な資格とは?未経験から目指せる免許一覧と取得方法

運転手入門/基礎

「トラックドライバーになってみたいけど、どんな免許が必要なんだろう?」
そんな疑問を持っている方へ。

トラックドライバーは未経験からでも目指せる職業ですが、運転する車両によって必要な免許が違ってきます。

実際にどの免許が必要なのか、どれくらいの費用や期間がかかるのか、昨今は免許制度が複雑で分からないことも多いですよね。

この記事では、普通免許から大型免許までの違いや、それぞれの取得方法、さらには費用の目安や合宿免許の活用法までを分かりやすく解説しています。

トラックドライバーに必要な資格とは?

トラックドライバーとして働くためには、運転する車両の大きさに応じた免許が必要になります。
普通免許だけでは運転できない車両もあるので、目的に合わせて適切な免許を取得する必要があります。


トラックの種類と必要な運転免許

トラックの種類車両総重量必要な免許
小型トラック〜3.5t未満普通免許
中型トラック3.5〜7.5t準中型免許
大型トラック7.5t以上中型免許または大型免許

”車両総重量”と”最大積載量”はまた異なるもので、一般的に言う「4トン車」ってあれ実は4トン積めないんですよ。「は?」て感じですよね。

僕も大型だ中型だってよく分からなかったので「えーい!大型とけん引免許とっときゃ文句ねぇだろー!!」って勢いで免許を取りましたが、今は大型免許ってアホみたいに高いですよね。

「若手のトラックドライバー確保のために~」とか何とか言って訳の分からん免許の種類増やすなら、大型免許の取得費用を安くして貰いたいですね。

この”免許の取得費用の異常な高さ”も運転手不足を加速させる要因のひとつだと僕は思っています。

主な免許の種類と特徴

■ 普通自動車免許(AT限定含む)

・小型トラックや軽トラの運転に対応
・18歳から取得可能

■ 準中型免許

・最大7.5t未満まで運転可能
・18歳から取得可能

■ 中型免許

・最大11t未満まで対応
・20歳以上+運転経験2年以上が条件

■ 大型免許

・最大積載量6.5t以上の車両に対応
・21歳以上+運転経験3年以上が条件


フォークリフトや玉掛けなどの「特別講習」も強みになる

トラックドライバーとして活躍するには、以下のような資格があると採用で有利になることも。

  • フォークリフト運転技能講習
  • 玉掛け技能講習
  • 小型移動式クレーン講習

これらは主に荷役作業や構内作業がある現場で役立ちます。短期間で取得できるものが多く、転職活動の際に武器になります。

ただこれらの講習は入社後に会社で取らせてくれる場合が多いです。


免許取得の費用と所要期間の目安

免許の種類費用の目安所要期間
普通免許20〜30万円程度約1ヶ月
準中型免許25〜35万円程度約1ヶ月前後
中型・大型免許30〜40万円程度約2〜3週間

※あなたが今持っている免許の種類や合宿免許や教習所によっても差があります。


教育訓練給付制度を活用しよう

一定の条件を満たせば、ハローワークなどを通じて「教育訓練給付制度」を利用することができます。
中型・大型免許の取得費用が最大で20%〜70%補助される場合もあるので、条件を確認してみましょう。

今は免許代を出してくれて、見習いとして働きながら免許を取れる会社も多くなってきました。


資格取得には「合宿免許」もおすすめ!

トラックの運転免許を取得するには、短期間で集中的に学べる「合宿免許」という方法もあります。

合宿免許とは?

全国の教習所に泊まり込みで通うスタイルで、
通常よりも短期間・低価格で免許が取れるのが特徴です。
食事や宿泊費がセットになっている場合も多く、
費用の総額がわかりやすいのも嬉しいポイントです。

どんな人に向いてるの?

  • 早く免許を取りたい人
  • まとまった休みが取れる人
  • 通学よりも費用を抑えたい人
  • 集中して一気に学びたい人

合宿免許のメリット

  • 最短2週間程度で免許が取れる(準中型など)
  • 通学よりも数万円ほど安いことも多い
  • 宿泊しながらなので学習に集中しやすい
  • 他県で気分を変えてリフレッシュも可能

注意点もチェック

  • 途中で帰れないため、事前にスケジュール調整が必要
  • 人気の教習所はすぐに予約が埋まる
  • 短期間なのでスケジュールがタイト

僕はあいにく合宿で免許を取った事が無いのですが、自動車学校に通っている時に見かけた合宿生たちはみんなとても楽しそうでしたよ!


まとめ|資格はステップアップの第一歩

トラックドライバーに必要な資格は多く感じるかもしれませんが、
ひとつずつステップを踏めば未経験でも確実に取得できます。

  • 自分に必要な免許を知る
  • 資格取得にかかる費用や期間を確認する
  • 合宿免許や給付制度をうまく活用する
  • 自腹を切る前に目当ての運送会社があれば問い合わせてみるのも有り
    免許取得支援制度で免許を取らせてくれる場合があります

これらを意識して動き出せば、あなたもすぐにプロドライバーへの道を歩めます。
無理せず、あなたのペースで一歩ずつ進んでいきましょう。

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ひろかず

ひろかず/トラックドライバー歴13年/現在大型トレーラー運転手&新人教育担当
未経験からトラック業界に飛び込み、現在は大型トレーラー運転手として勤務中。
これまでに延べ10名以上の新人ドライバー教育にも従事。
現場のリアルな情報や経験をもとに、初心者に寄り添ったブログ運営を心がけています。

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