50代からのトラックドライバー転職は可能?未経験でも挑戦できる現実とおすすめの仕事を解説!

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「50代からトラックドライバーに転職なんて、さすがにもう遅いのでは?」
そんなふうに考えて、悩んでおられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実は、今の運送業界は深刻な人手不足が続いており、経験者はもちろんのこと、未経験でもやる気のある方なら歓迎されるケースが増えているのです。

この記事では、現役のトラックドライバーであり、新人教育にも携わっている私が、「50代の転職事情」や「未経験で挑戦する際の注意点」「体への負担が少ないおすすめの仕事」などを、できるだけ丁寧にわかりやすくお伝えします。

50代でのトラックドライバー転職は可能なのか?

まず結論から申し上げると、

50代であっても、転職は十分に可能です。

ただし、これまでのご経験や体力、生活環境によって「どのような会社を選ぶか」「どのような働き方をするか」が重要になってきます。

▶ 経験者の方へ

すでにトラックドライバーとしてのご経験がある方は、今がまさに“売り手市場”。
人手不足の会社に狙いを定めれば、比較的スムーズに転職先が見つかる可能性は高いです。

とくに中型・大型・けん引免許などをお持ちであれば、企業から歓迎されることも多く、即戦力として活躍できる場が残されています。

▶ 未経験の方へ

一方で、未経験でトラック業界へ飛び込もうとされる場合は、慎重に情報を集めて、無理のない範囲でスタートを切ることが大切です。

「50代だからこそ選ぶべき会社や仕事」がある、という視点を持っていただけたらと思います。

50代未経験でトラックドライバーを目指すなら気をつけたい3つのこと

人生経験が豊富な方こそ、無理なく長く働ける環境を選ぶことが重要です。
以下の3つは、私自身が新人教育をしてきた中でも「気をつけておいた方がいい」と感じたポイントです。

① 手積み・手降ろしの仕事は体にこたえやすい

昔と違ってフォークリフトやパレット輸送も増えてきましたが、いまだに「すべて手積み・手降ろし」という現場もあります。

20代・30代でも腰を痛める人が出るほどの重労働なので、体力に自信があっても避けたほうが無難です。
できれば「フォーク作業中心」「パレット輸送」といったキーワードのある仕事を選ぶようにしましょう。

② 高所作業や現場作業にはリスクがつきもの

建築資材や鉄鋼、足場関連などの運搬では、荷物の上に乗って作業したり、バランスの悪い現場に入ったりすることがあります。

これらはケガや転倒事故に繋がりやすく、特に50代以上の方にとっては大きなリスクとなりかねません。
なるべく屋根付き倉庫や決まった場所で積み降ろしする仕事を選ぶと安心です。

③ 年下の上司や先輩に教わる場面がある

トラック業界では、年齢よりも「経験年数」が重視されます。
そのため、たとえ50代であっても、教えてくれるのは20代・30代の先輩ドライバーということも珍しくありません。

最初は戸惑うかもしれませんが、「年下から学ぶことを恥ずかしがらない」姿勢があると、どの現場でも温かく迎えてもらえると思います。

50代からでも挑戦しやすいおすすめのドライバー仕事

では、実際にどんな仕事が50代の方に向いているのでしょうか?
私自身が現場で見てきた中で「これなら長く続けられる」と感じたものをいくつかご紹介します。

① ダンプ系の仕事(産廃・砕石・木質燃料など)

意外に思われるかもしれませんが、ダンプカーの仕事は荷役作業がなく、積み下ろしはすべて重機やベルトコンベアで行われるため、体への負担が非常に少ないです。

土木現場やバイオマス発電所や産廃処理場などで活躍しており、50代・60代でも元気に働かれている方がたくさんいらっしゃいます。

② パレット・フォークリフト作業中心の仕事

たとえば飲料・自動車部品などはパレット輸送が中心で、荷物に直接触れる機会がほとんどありません。

また、リフト免許をお持ちであれば、構内作業の仕事や、フォーク積みメインの運行なども選択肢に入ります。

③ ルート配送(定期便)

毎日同じ時間に出発し、同じルートを走る「定期便」は、生活リズムが安定しやすいのが特徴です。

コンビニ配送や企業向けの定期納品など、コツコツ型で落ち着いた仕事を好まれる方にはぴったりのスタイルだと思います。

実際に50代未経験からトレーラーに挑戦した方も

私の勤めている会社には、トラック未経験の状態から50代でトレーラーに挑戦した方がいます。

トレーラーといえば「難しそう」と思われがちですが、実は人手が足りない分、チャンスも多い分野なんです。

最初は苦労されていましたが、コツコツと努力を重ね、今では立派な戦力として活躍されています。

50代の転職には「転職エージェント」の活用がカギ

50代になると、求人サイトやハローワークでは年齢だけで不利になるケースも少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、トラックドライバー専門の転職エージェントです。

転職エージェントに登録すると、経験や年齢を踏まえて「人手が本当に足りていない企業」や「年齢不問で教育体制がしっかりしている会社」などを紹介してもらえます。

登録後には担当者と電話で直接相談できるので、不安なことは何でも聞いてみてください。
※記事下部におすすめエージェントのリンクを貼っておきます。

まとめ|一度きりの人生、50代からでも遅くない!

人生の後半戦に差しかかる50代。

でも、だからこそ「やってみたい」と思った今が、最も若いタイミングです。

トラックドライバーの仕事は、厳しさもある反面、「自分で運行を組み立て、責任を持って荷物を届ける」という達成感に満ちたやりがいのある仕事です。

私は挑戦しようとするその気持ちを心から応援します。
ぜひ、トラックドライバーという選択肢を前向きに考えてみてください!!

50代の方におすすめの転職エージェントはこちら

ここでは、50代・未経験の方にも親身に対応してくれるドライバー専門の転職エージェントを2つご紹介します。
どちらも無料で登録でき、電話相談にも対応しているので、まずは気軽に話を聞いてみることから始めてみてください。

日本ドライバー人材センター

ドライバー専門の転職支援を長年手がける老舗エージェント。
年齢や経験に不安がある方でも、希望に合った働き方を一緒に考えてくれる丁寧なサポートが魅力です。
「未経験だけど大丈夫?」「体力に不安があるけど…」という方も、まずは無料相談から始めてみてください。

ココカラ・ドライバー

「これからドライバーになりたい方」向けのサポートに強いエージェントで、未経験や50代の方の転職実績も豊富です。
生活スタイルや健康面に配慮した求人提案をしてくれるので、無理なく働き続けられる環境を探したい方におすすめです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
またお会いしましょう!

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ひろかず

ひろかず/トラックドライバー歴13年/現在大型トレーラー運転手&新人教育担当
未経験からトラック業界に飛び込み、現在は大型トレーラー運転手として勤務中。
これまでに延べ10名以上の新人ドライバー教育にも従事。
現場のリアルな情報や経験をもとに、初心者に寄り添ったブログ運営を心がけています。

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