こんな人は伸びる!運送会社の入社初日の持ち物と気を付ける事

運転手入門/基礎

今日からトラックドライバー!!

運送会社の面接に受かったものの、運送業って初めてだから何を持って行けばいいか分からない…

今日はそんな不安を抱えるあなたに、過去に何度も転職し運送会社の「入社初日」を経験し、今では新人教育を担当している僕が入社初日に持って行った方が良い物と気を付ける事、

僕が数々の新人を見ている中で「あ、この人は伸びるな」と思う人の特徴を解説します。

何事もスタートは大切です。初日を大事にして良いトラックライフのスタートを切っていきたいですね!

入社初日の持ち物

服装

まず服装ですが、会社から制服を前もって貰っているなら制服を、まだ制服を貰ってなければとりあえず家にある動きやすい格好で大丈夫です。

会社に行ってから制服に着替えるかもしれませんし初日や試用期間の内は自前の服で仕事をすることになるかもしれません。その場合は安いもので良いので動きやすい格好で行きましょう。

寒い季節は運転中、社内、積み降ろし場、作業中、いろんなシチュエーションで仕事をする事になるので薄い物を何枚か重ねて温度調節をしやすくしておくと良いでしょう。

暑い季節でも積み降ろし場によっては半そで禁止という所もあるのでロンTや半そでの下に着る長袖のインナーがあると良いでしょう。

手袋

会社から何も指定が無ければ軍手でも良いですが、僕がおすすめするのはコンビニやホームセンターなどに売っているゴム引き背抜き手袋(手の甲側が布、手のひら側が全面ゴムの手袋)です。

軍手に比べて少々割高ですが、この手袋の方が断然作業はしやすいです。

安全靴

靴の先に鉄が入っていて足に何か落としても保護してくれる靴を安全靴といいます。

今は安全靴着用厳守の積み降ろし場も多いので安全靴を用意しておきましょう。

ただ安全靴はとても蒸れて足が臭くなりやすいので、運転時に履く用の安いたび靴があるといいかもしれません。

(↑ちなみに安全靴や足袋靴はこれよりもワー〇マンの方が安いですよ!)

着替えとタオル

着替えは少し多めに持って行くと良いです。トラックドライバーは案外綺麗好きが多いので、自分のトラックに他人が汗まみれで乗ってくるのを嫌がります。

なので特に夏場はTシャツの替えを何枚かと、汗で濡れた服を入れておく袋(100均のエコバッグがおすすめ!)を持って行きましょう。

同様に特に夏場はタオルを何枚か持って行った方が良いです。

弁当・水筒

一緒に仕事に行く先輩(または上司)やその日の仕事内容によっては飯屋やコンビニ等には寄らず、積み降ろしの待ち時間や運転中におにぎりで済ませてしまう場合があります。

なので軽めでも良いので食べ物と水筒はあらかじめ持って行った方が良いです。

ただ新人を乗せると初日はご飯を奢ってくれる気前のいい運転手もたくさんいるので、「メシは?」と聞かれたら「分からなかったのでとりあえずおにぎりだけ持って来ています。」と答えてみましょう。

何か奢ってくれる可能性大です(笑)

メモ帳とペン

これはどの職種でも同じかもしれませんが、教わった事は逐一メモしておきましょう。

道、運転のノウハウ、積み降ろし場の手順、伝票の処理等…これが一人立ちしてからも結構役に立ちます。

スマホのメモ機能を使いたい人もいるかもしれませんが、運送業界はアナログおじさんが多いので、メモ帳とペンの方が印象が良いです。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーを持っていれば持参して行きましょう。

予期せぬ通行止めや悪天候等で労働時間が伸びてしまう可能性もあり、自分のトラックに充電ケーブルをそんなに何本も持っていない運転手がほとんどなので、一応持って行った方が良いです。

気を付ける事

荷物はなるべく少なく

横乗りの期間は一台のトラックに二人乗って行動します。

いくら大きなトラックとはいえ荷物を置ける場所は限られていますし、お泊り用の着替えや布団をトラックに常に乗せている運転手も多いので、なるべく自分の荷物は少なくしておきましょう。

上記の持ち物と貴重品で買い物かご一つにおさまるくらいの量ですので、それプラスヘルメットでOKです。

トイレは済ませておく

初日は緊張でトイレが近くなってしまいますがなかなか先輩や上司相手に「トイレ行きたい!」とは言いづらいですよね。

なので出勤前に自宅で、会社から出発する前に会社のトイレで済ませておきましょう。

運行中におなかを下さないように前日や当日の朝は食べ過ぎないように気を付けてください。

でもどうしてもって時は早めに言いましょう。大丈夫です。
初日に緊張でトイレが近くなるのはあるあるです(笑)

素直に、愚直に…

入社初日は、誰もが「できる新人」に見られたいと思うもの。でも、背伸びしすぎは逆効果です。

分からないことは素直に聞く、メモを取る、挨拶をしっかりする——基本だけど、これが一番大切です。

どの業界でも“報連相(ほうれんそう)”が命。初日から無理に覚えようとせず、「焦らず確実に」を意識しましょう。

こんな人は伸びる!

トラックドライバーとして「伸びる人」には共通点があります。
それは、“素直さ”と“真面目さ”

最初は誰でも分からないことだらけです。でも、「はい!」と返事してまずやってみる人、自分の運転や作業を振り返れる人は、どんどん吸収して成長していきます。

そして、意外と見られているのが「挨拶」。「おはようございます!」「はい、分かりました!」「お疲れ様です!」「お先に失礼します!」

運送業界は良くも悪くも昔ながらの人間が多いです。挨拶をしっかりする人は自然と周りから可愛がられ、いろんな事を教えて貰えて結果的に早く成長します。

そして会社の掃除や車両整備、他の人の手伝い…「別に自分が絶対やらなきゃいけない訳ではないけれど誰かがやらなきゃいけない事」これが出来る人は周りから信頼されるようになります。

僕の好きな漫画のセリフで「体調管理・掃除・片付け・挨拶。毎日やんねん、ちゃんとやんねん。喝采はいらん、ちゃんとやんねん」と言うものがあります。僕はいつもこのセリフを心の中で唱え、仕事に取り組んでいます。

まとめ

入社初日は、会社にとってもあなたにとっても“はじめの一歩”。この日をどう過ごすかで、これからの働き方にも差が出てきます。

大切なのは、完璧を目指すことじゃなくて、「学ぶ姿勢」と「素直さ」。そして、安全を最優先に動く意識
これさえ忘れなければ、あなたはきっと現場で頼られる存在になれます!

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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ひろかず

ひろかず/トラックドライバー歴13年/現在大型トレーラー運転手&新人教育担当
未経験からトラック業界に飛び込み、現在は大型トレーラー運転手として勤務中。
これまでに延べ10名以上の新人ドライバー教育にも従事。
現場のリアルな情報や経験をもとに、初心者に寄り添ったブログ運営を心がけています。

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