トラックドライバーに転職したいけど家族が心配?理解を得る為の伝え方とコツ

転職・就職ガイド

トラックドライバーに転職したいけど家族が心配?理解を得る為の伝え方とコツ

「トラックドライバーに転職したいけど、家族になんて言おう…」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。特に子供を持つ方にとって、家族の理解はとても大切なテーマです。

この記事では、トラック業界の実情や、家族が不安に思う理由、そして理解を得るための具体的な伝え方のコツを、現役ドライバーであり指導経験のある僕の視点からやさしく解説していきます。

なぜ家族が不安に思うのか【まずは理解することが第一歩】

転職するのは自分自身ですが、その影響を一番近くで受けるのはやっぱり家族です。
家族が心配するのは当然のこと。まずはその気持ちを否定せず、理解することから始めましょう。

多くの家族が不安に思うポイントは以下のような点です:

  • トラック運転手は長時間労働で過酷な仕事なのでは?
  • 事故や怪我のリスクが高いのでは?
  • 収入は安定しているの?
  • 家族との時間が減ってしまうのでは?

これらは決して的外れな心配ではありません。だからこそ、次に伝えたいのは「実際の現場ではどうなのか?」というリアルな姿です。

トラックドライバーの今|家族に安心してもらうための“実情”

かつての運送業界は、確かに「長時間・低賃金・過酷」といったイメージが根強くありました。
そしてその印象が、今も家族の不安として残っていることは否めません。

でも、実際にはこの数年で業界は大きく変わってきているんです。

「安全第一」の意識が業界全体に浸透している

昔は「無理して走ってなんぼ」という風潮も確かにありましたが、現在は安全運転を最優先する会社が圧倒的に増えました
事故防止のための教育・点検の徹底・ドラレコの活用・過積載の撲滅など、会社全体で安全に対する取り組みが進んでいます。

また、「焦るな」「急ぐな」「飛ばすな」という考え方が当たり前になりつつあり、
運転手が“無理を強いられる時代”ではなくなってきているのが現状です。

会社も運転手も変な言動をすればすぐにSNSにあげられる時代ですから、それが功を奏しているのかもしれませんね。

2024年問題で「働きすぎ」が見直された

2024年から、働き方改革関連法の改正によって運転手にも残業の上限規制が適用されました。
これにより、運送会社も次のような取り組みを始めています:

  • 地場配送(近距離輸送)やルート配送(決まった場所のみへの運行)へのシフト
  • 日勤中心の業務に再編成
  • 無理な長距離・泊まり仕事の削減

結果として、以前よりも“家に帰れる日が増えた”というドライバーが確実に増えています。

僕自身の働き方も大きく変わった

実際、僕自身も今の会社に入ってからは、
ほぼ毎日夕方には帰宅して、家族と一緒に夜ご飯を食べています。休日も当然ちゃんとあります。
それが当たり前のように感じられる働き方ができていることに、僕も日々感謝しています。

もちろん、すべての会社がそうとは限りません。
でも、「安全第一」「家庭との両立」を大切にする会社は確実に増えてきているんです。

家族に伝えたい「今の運送業界」

もし家族が、「トラックドライバーって大変そう」「事故や帰宅時間が心配…」と思っているなら、
それは数年前のイメージに近いかもしれません。

今は、“ちゃんとした会社を選べば”、

  • 家族との時間を大切にできる
  • 心と体の負担が少ない働き方ができる
  • 安全意識の高い現場で安心して働ける

そういう現実があることを、しっかり伝えてあげてください。

家族に伝えるときのポイント【感情より信頼を】

トラックドライバーになりたいという思いを家族に伝えるとき、いきなり「やってみたい!」という気持ちだけをぶつけると、相手は余計に不安になります。

大切なのは、以下のポイントを丁寧に伝えることです:

事前にしっかり情報収集しておく

  • 希望する会社の勤務形態や給与体系
  • 労働時間や休日、福利厚生
  • 研修制度の有無、安全管理体制

「家族を守るための転職」であることを伝える

「今の働き方では心身ともに限界を感じている」「もっと安定した生活を送りたい」
など、家族を大切に思っているからこその決断であることを言葉にしましょう。

僕自身の体験談|理解を得るには“真剣さ”が伝わるかどうか

僕も、家族にどう説明するか悩んでいる方に相談された事があります。
また、これまで新人教育の現場で何人ものドライバーと関わってきましたが、家族の理解があるかどうかで働き方は大きく変わると感じています。

ある50代の未経験者の方は、最初こそ奥さんに「本当に大丈夫なの?」と反対されたそうです。
でも、「会社の説明会にも一緒に行ってくれないか?」と素直に相談し、しっかりと話し合ったことで、最終的に応援してくれるようになったと話してくれました。

大事なのは、“本気で考えていること”が伝わるかどうか。
それが伝われば、きっと家族も気持ちに応えてくれます。

家族に応援してもらうためにできること

最後に、家族の理解を得たあとも信頼を深め続けるために大切なことを紹介します。

  • 仕事内容や気持ちを定期的に共有する
    → 日常の会話の中で「今こんな仕事をしてるよ」「今日はこんなことがあった」と話すだけでも安心感に繋がります。
  • 無理な働き方をしない会社を選ぶ
    → 収入よりも健康と安全を優先した選択が、家族の信頼を守ります。
  • 家族の時間も大事にする意識を忘れない
    → 限られた時間の中でも「気持ちで寄り添う」姿勢を持つことが大切です。

まとめ|家族の不安と向き合うことが、安心して働ける第一歩

転職は、あなた一人の問題じゃありません。
家族の気持ちにも寄り添いながら、自分の人生をどう生きるかを考えることが大切です。

「トラックドライバーとして働きたい」という想いを、どうか胸を張って伝えてください。
あなたが誠実に、前向きに、家族を大切にしようとしていることが伝われば、きっと理解は得られます。

焦らず、じっくり話し合ってくださいね。
その一歩が、あなたと家族の未来をもっと豊かにしてくれると、僕は信じています。

他にも転職についての記事や運転手のライフスタイルについてまとめたカテゴリー等もあります。
何かのお役に立てば幸いです。

転職・就職ガイドカテゴリー / ライフスタイルカテゴリー

運転手の求人情報はこちら!↓

最後まで読んで頂きありがとうございました。

またお会いしましょう!

運転手応援ブログ トップページ

ひろかず

ひろかず/トラックドライバー歴13年/現在大型トレーラー運転手&新人教育担当
未経験からトラック業界に飛び込み、現在は大型トレーラー運転手として勤務中。
これまでに延べ10名以上の新人ドライバー教育にも従事。
現場のリアルな情報や経験をもとに、初心者に寄り添ったブログ運営を心がけています。

ひろかずをフォローする
転職・就職ガイド

コメント