現役運転手が解説!トラックドライバーのメリットとデメリット

運送業へ挑戦したい

こんにちは、ひろかずです。

今日はトラックドライバーとして働くメリットとデメリットについてお話させていただきます。

どんな仕事にも良い点と悪い点があると思いますが、僕が考える運転手のメリットは

  • 気楽、人間関係が楽
  • 転職のハードルが低く異業種からでも挑戦しやすい
  • 道に詳しくなる
  • 運転がうまくなる、注意深くなる
  • 思慮深くなる
  • 人の行動が読めるようになる

逆にデメリットは

  • 無理や無茶をすれば命に関わる
  • ブラック企業が多い
  • 自分に合わないスタイルの仕事に就く事もある
  • 不健康になりやすい

といった事が挙げられます。

メリットとデメリットを理解し対策をすることで、会社選びに失敗する可能性を下げる事が出来ると思います。

それではひとつずつ解説していきますね。

トラックドライバーのメリット

気楽、人間関係が楽

なんと言ってもこれがトラックドライバー最大のメリットではないでしょうか。

嫌な先輩や上司はどこへ行っても必ずいるものですが、それでもドライバーは会社を出たら一人です。

コーヒー飲みながら運転するのも良し、鼻歌歌いながら運転するのも良し、荷物が間に合いさえすれば昼寝したり途中の美味しそうなメシ屋に寄るのも良し…

最近は大手運送会社なんかは運転席を映すカメラを付けている所もあるみたいですが、ほとんどの会社はそんなものはなく気楽に仕事が出来ます。

一人が好きな人にとってはまさに天職と言えるのではないでしょうか。

転職のハードルが低く異業種からでも挑戦しやすい

トラック運転手はぶっちゃけ免許さえあれば誰でもなれます。良い会社に入ったり長距離便等をこなせばそれなりに高収入を得ることも可能です。

それにほとんどの運送会社は自分の会社に人が入ってくれればその人が過去にどんな仕事をしてきたかなんて気にしません。

年齢・性別・学歴不問、未経験者でも歓迎の会社が多く、運転免許以外は必ず必要な資格もありません。

トラックドライバーになる夢を叶える為に、自分のキャリアアップの為に、気軽に転職・挑戦がしやすい職種と言えるでしょう。

道に詳しくなる

トラックドライバーになれば自然と道に詳しくなります。

ラジオやテレビで交通情報を目にすると「あ~あそこね」って分かるようになります。

友人や家族と出かけた時に、自分の経験を活かしてスマートに渋滞を回避したり、スムーズに最短で目的地に辿りつけたらかっこいいですよね。

ちなみに僕は家族で出かけた時にスマートに渋滞を避けている間、妻と娘は後部座席でずっと爆睡しておりました…(涙)

運転がうまくなる、注意深くなる

当たり前ですがトラックは乗用車よりはるかに大きいです。ハイエースやアルファードだってトラックから見たら小さいものです。

そんな大きな車両を毎日運転していれば運転技術は嫌でも向上します。

バックや縦列駐車の技術はもちろん、自分の車幅を理解しちゃんと常に道の左側を走ったり適切に対向車とすれ違う技術、適切な車線を選択しストレスなく走る能力…様々な車を自分の手足のように操れるようになります。

また、トラックで毎日上下左右前後、満遍なく注意して確認する習慣が身に付くとそれが私生活で乗用車を運転する時に活かされます。

トラックドライバーで毎日毎日運転しているのにゴールド免許って方も珍しくありませんよ。

思慮深くなる

トラックドライバーは1日に何時間も運転席に座っています。

運転中は事故を起こさないよう注意するのは当然なのですが、それでも運転中は頭の中は暇なのでいろんな事を考えます。

そんな事を毎日繰り返していると自然と物事を深く冷静に考えるようになり、世の中や自分自身のいろんな事に気付く事が出来ます。

SNSなどでどんな事でもよく考えずに世界中に発信できてしまう世の中だからこそ、この”思慮深さ”が大切だと思います。

人の行動が読めるようになる

トラックドライバーはあまり人と接することはありませんが、1日に何千台何万台もの車を目にします。

そして人は車を運転する時に割とその人の本性が出ます。

毎日毎日何万回も人の本性を目の当たりにしていると、多少ですが人の行動が読めるようになってきます。そして人の行動を多少なり操る事も出来るようになります。

人を操るって…この著者は中二か…??

確かにちょっと誇張しすぎた表現かもしれませんが、この人はこうすればこう動くだろう…って事がなんとなく分かってきたりします。

熟練のドライバーは実は運転中に周りの車を操り、自分が運転しやすい環境を作っていたりします。

ただこれは事故の原因にもなる”だろう運転”に繋がるので、何年経っても基本の目視と確認を確実に行ってくださいね。

トラックドライバーのデメリット

良い所だけではなく、デメリットについても解説させて頂きますね。

無理や無茶をすれば命に関わる

トラックは人の命を簡単に奪える鉄の塊です。

操作を誤ればあなた自身や誰かのかけがえのない人生を一瞬で台無しにしてしまいます。

なのでトラックドライバーになるからには常に”逃げる勇気”を忘れずに持っていて欲しいです。

時間に追われていても慌てない。(荷物が遅れたって誰も死にません!)体調が優れない時は仕事を休む。調子が悪いトラックには断固乗らない。下手したら命に関わる無理を強要してくるような会社はほっといてもその内潰れるのでバックレてOKです。

ブラック企業が多い

残念ながら運送業界にはブラック企業がまだまだ多いです。

しかも奴らはまるでホワイト企業のような顔をして求人情報に紛れています。

ただもしブラック企業にあたってしまったら対処は簡単です。

退職してください、次の会社にトライしてください。あなたの貴重な時間をブラック企業に捧げる必要なんてありません!

自分に合わないスタイルの仕事に就く事もある

夜は家にいたいのに夜便の仕事を割り振られた…土日は休みたいのに平日休みの仕事になってしまった…

別の記事にも書きましたが、運送業界はいろんな働き方があるため、なかなか自分の思い通りの働き方が出来ない場合があります。

そんな時は会社に相談するか、会社が対応してくれないのなら転職してしまいましょう。

あなたの理想の走り方が出来る会社は必ずどこかにあるはずです!

不健康になりやすい

トラックドライバーは座っている時間が長く、外食の機会も多く運動不足に陥りやすいため、不健康のリスクが常につきまといます。

会社で行われる健康診断(深夜従事者は年2回が義務づけられています)の結果をしっかり確認する、休日には運動する習慣を身につける、コンビニなどには極力寄らない等、長く働く為にくれぐれもご自愛いただきたいです。

お金を稼ぐには体が資本です。いつまでも健康でかっこいいドライバーでありたいですね!

まとめ

いかがでしたか?

今日はトラックドライバーのメリットとデメリットについてお話させて頂きました。

デメリットを理解して対策を練りつつ、メリットを知ってワクワクしてトラックドライバーへの興味を深めてくれたら幸いです。

他にも知りたい事があったらお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

またお会いしましょう!

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